タクシー運転手をしていると、やっぱり嫌なお客さんというのがいます。
あなたが、接客業をしているなら、なんとなく気持ちはわかってもらえるはず。
内勤とか接客業でなくても、社内でも嫌な人とかいますよね?
タクシーの場合は一見さんがほとんどとはいえ、狭い空間で嫌な客とすごしたくないのは本心です。
タクシー運転手が思う嫌な客や敬遠したい客ベスト15
この記事を書いていたら、嫌なお客さんを思い出し、多少毒舌になっています。
表現をどうしようか迷いましたが、それの方が伝わるだろうと思い、そのままにしています。
では、早速ですが嫌な客のリストは次のとおりです。
- 吐きそうな客
- 道案内ができないくら泥酔状態の客
- 車中でおお騒ぎする客
- フル乗車で大声で盛り上がってる客
- 若い女性を下品に扱う話をする客
- 機嫌が悪く運転手にあたってくる客
- 寝て起きない客
- オナラをする客
- お金がないと家まで取りに帰る客
- ワンメーターの時間を守らない予約客
- 臭い客
- 話かけても応答がない客
- 気遣いや遠慮がなく急いでという客
- 一万円を両替してくる客
- ヤバイ客
それでは、もう少し説明していきますね!
1、吐きそうな客
吐きそうな客というのは、一番敬遠したいお客さんです。
吐きそうなのに、タクシーに乗ってくること自体が人間的にどうかなと思います。
もし、吐かれたら、その日は営業できないか、かなり時間をロスして営業を再開することになるんです。
泥酔状態でここまで考える人はいないと思いますが、本当に迷惑。
今からお客さんところに営業に行くのに、あなたの頭に、ハトの糞がどっぷり付いたら営業できますか?
ゲロの臭いが付いたタクシーに乗りたいですか?
私たちがタクシーを運転しているときは営業中なんです。
そんなときに吐かれたら、本当にたまりません。
どっぷり、請求しますよ!
2、道案内ができないくらい泥酔状態の客
たまにいるんですよね。
吐く様子はないけど、飲みすぎて、ろれつも回らなく、道案内もできなお客さん。
そこで、大きな態度をとらなければ、
「しょうがないな~」
と、そこまで怒りは覚えません。
そんななか、何か文句を言ってくるお客さんもいるんですよね。
別にいいですよ。
ドライブレコーダーにバッチリ映ってるし、最悪交番行きますから。
でも、交番行っている時間って、売り上げが上がらないんですよ。
別に、あなたがイチャモン付けてるのなんかまったく怖くなんかなくて、売り上げが上がらないのが怖いんです。
3、車中でおお騒ぎする客
車中で大騒ぎをするのは、若い男が多いですね。
女の子もたまに騒ぎだしますが、かわいいもの。
私は男性ですし、やはり若い男とはいえ、大騒ぎされるとうっとうしい。
たまに、窓を開けて、他の車や通行人に絡むこともあります。
こういう奴は、最悪ですね。
たぶん、今はロクな人生歩んでないでしょう。
4、フル乗車で大声で盛り上がってる客
別に、20前後の若い人だけとは限りません。
30歳、40歳位のサラリーマンでも、大声で盛り上がれるとかなりウザいです。
あの、クソ狭いタクシーの中で、いい年こいて騒がれるとホントうっとうしい。
大体、次にいくスナック、キャバクラの話か、その感想の話。
盛り上がるのは自由ですが、全然関係のない運転手がいるのは気遣ってほしいかな。
立派な社会人なら。
たぶん、そんな気遣いもできないサラリーマンは、大した奴じゃないなと思ってはいますが。
5、若い女性を下品に扱う話をする客
相席居酒屋、クラブに行く若い男性は、ほんと、女性を自分の欲をみたすためだけの奴が多いです。
このブログの読者に若い女性はほとんどいないと思いますが、もしあなたが若い女性なら、そんなところに行かないこと。
ホント、そんなことしか考えてないからね。
もう、本当に話を聞くだけで嫌になってきます。
6、機嫌が悪く運転手にあたってくる客
いるんですよね。
お客さんに何があったか知りませんが、運転手にやたらと攻撃的な人。
タクシーは最終就職とも言われ、社会的地位も低いのは一般的な立場。
そこを利用してか、自分方が偉いと思い、上から目線で自分のうっぷん晴らしで、色々言ってくる人。
お金持ちに限ってそんなこと言ってきませんからね。
お前らは、タクシー運転手よりも、下です。
7、寝て起きない客
寝て起きなきないお客さんでも、こちらは肩をたたいたりできませんので、本当に困ります。
大声だして声かけても、起きないんですよね。
そんなときは、交番で起こしてもらうしかありません。
それが女性だったら尚やっかい。
8、オナラをする客
酔っ払いですが、オナラをあのせまい空間でしてくるお客さんがいます。
モラルの問題というか、臭いからそれ以上ですよね。
法律を作ってもらいたいです。
タクシー内でオナラをしたら罰金とか。
電車やバスで大きな音でオナラしますか?
それは、周りの人が気になるからでしょう。
タクシーの車内でお客さんは一人なので、気が大きくなっているんでしょうね。
9、お金がないと家まで取りに帰る客
金がないのに、乗ってくるお客さんがたまにいます。
乗る前に、言ってくれればまだいいのですが、到着してから初めて言う人がいますもんね。
私はそれで、バチ被ったこともあります。
お客さんいつまでたっても、帰ってこないから。。。
金額にもよりますが、その時はメーターが1000円も上がってなかったので、諦めました。
そこで、警察よんだとしても、時間がもったいないから。
10、ワンメーターの時間を守らない予約客
ワンメーターや1000円分も走らないお客さんを、予約で迎えに行き、予約時間になってもなかなか現れないお客さん。
「あんた、どんだけ迷惑なやつなん?」
ホント、そう思います。
長距離、少し体が不自由、お年寄りなら、こちらだって少しはわかってあげますよ。
でも、時間指定のときって、早めに無線が入るから、多くの時間をあなたで費やしているんです。
11、臭い客
単純に嫌ですね~。
これはしょうがない。
体臭がある人、大汗かいている人。
臭いです。
でも、まぁ、何か理由があってタクシー乗ってくるし、体臭は体質なので、責めるつもりはありません。
いつか、ランニングかウォーキング後の30歳くらいの女性が乗ってきたことがありました。
普通の感じで、ぱっと見は悪い印象はまったくなかったのですが、汗の臭いが臭かったです。
12、話かけても応答がない客
スマホばっかり見ていて、道のことで尋ねても、なかなか応答がないお客さんとかいるんですよね。
私たちの仕事は、お客さんを安全に目的地へ届けることなんです。
そういったお客さんって、普段仕事しているときに、仕事の話を聞いてもらえなかったとき、仕事に支障がでるとか思わないんでしょうか。
何度もいいますが、社会的地位の高い人に限って、そんなことは絶対にありません。
何か、勘違いしているんでしょうね。
自分が偉いと思っているとか(笑)
13、気遣いや遠慮がなく急いでという客
タクシーに乗る人って、
・急いでいる人(公共の交通機関では間に合わない)
・終電、終バスがなくなった人
・暑い、寒いなか自力での移動が大変な人
・体力的にタクシーでないと厳しい人
などなど、あります。
そのなかで、急いでいるお客さんも色々あります。
「運転手さんのできる範囲内で急いでもらえますか?」
「安全運転の範囲内で急いでもらえますか?」
こんなお客さんは、本当に神です。
お客さんも困っているのに、こちらに気を使ってくる余裕がありますからね。
恐らく、人生長い目で見ているのでしょう。
それとは逆に、
「急いでるからタクシー乗ってるんですよ!」
「急いでいって下さい!」
「なるはやで」
などなど、自分の都合しか考えずに、指示してくるお客さん。
信号とかで止まると、
「そこは行けたでしょう」
「チッ」
とか、いうんですよね。
そんなお客さんのときは、あまり急ぐ気にならなくなります。
もし、そこで切符切られても後悔しか残りませんしね。
14、一万円を両替してくる客
「ごめん、運転手さん一万円しかなかった、コンビニよってもらっていいですか?」
こんなお客さんは、一万からのおつりが、あと1回しかなくても、
「大丈夫ですよ~」
と、答えたりします。
逆に、
複数人で乗ってきて、あとで割り勘するために、一万円を出して、我々に両替させるお客さん。
「ちょうど両替したかったら」
なんて言って一万だすお客さん。
3,4人乗ってるのに、会社から預かった金が一万円だったので、一万円出すお客さん。
私たちって、せいぜい、2,3万分くらいしか、おつり持ってないんですよ。
だって考えたらわかるでしょう。
10万円分もおつり持っていたら、怖くて気が気じゃないですよ。
特に、おばさん連中から、両替の雰囲気があったら、私は言いますね。
「4人もいますから、誰か千円札持ってますよね?」
「こちらも、おつりに限りがありますから」
と。
大体、こんな人ってどうにかしてますよ。
15、ヤバイ客
ちょっと怖い人です。
私も何度かありまして、一度だけ椅子をけ飛ばされたことがあります。
雰囲気的に
「この人ヤバイな」
という感じでしたが、そのままでした(泣)
まだまだ、新人の頃でしたので、よくわからずいましたが、今ならもう少しまともな対応が可能ですね。
今は、大丈夫ですよ。ドラレコもあるし、世間的にもタクシーでなんかするとヤバイことはみんなわかってますから。
まとめ
タクシー運転手が思う、嫌な客を15個並べてみました。
こんな記事書いたら、誰もタクシー運転手になりたがらないと思うかもしれません。
でも、基本的には、普通のお客さんばっかりですよ。(いや本当に)
しかし、どんな仕事でも多少は嫌なことがあるものです。
内勤していたら、もっと嫌なことないですか?
- 電話対応がちょっと苦手
- 上司との絡みが嫌
- 気を使う人がいる
- これ以上恥をかきたくない
- 同僚とうまくやっていけない
とりあえず、人とのからみで嫌なことを並べてみました。
タクシーではこんな悩みとは無縁になります。
比較的、同僚とも仲がよく、多少苦手な人がいても、入金のときしか顔を合わせませんからね。
一緒に仕事をするわけでもないので、タクシー会社を、人間関係でやめる人なんかほとんどないです。
タクシーを辞める人は、高齢者か、他の条件のいいタクシー会社へ行くときくらいです。
そんなこんなで、タクシーは想像以上にいい仕事ですよ。